住宅ローン借換でいくら得する?借換シミュレーションと損益分岐点
金利情勢が変わる中、住宅ローン借換のメリット計算は必須スキル。「3つの条件」を満たせば数十〜数百万円の節約になります。本記事で具体的な試算と判断軸を整理します。
借換が有効な「3つの条件」
銀行・FPの常識として、以下を満たすと借換メリットが出やすいとされます。
- 残債が1,000万円超
- 残期間が10年超
- 新ローンとの金利差が0.3%以上
3つ揃えば諸費用を支払っても十分メリットが出ます。1〜2つしか満たさない場合は要シミュ。
借換にかかる諸費用
- 事務手数料:借入額の2.2%(ネット銀行)または定額3〜5万円(地銀)
- 保証料:借入額×2%(地銀) / ネット銀行は無料が多い
- 抵当権設定費用:登録免許税(借入額×0.4%)+ 司法書士報酬5〜10万円
- 抵当権抹消費用:1〜2万円
- 印紙税:2万円(借入額1,000万円超〜5,000万円以下)
- 一括返済手数料:旧ローン側で数千〜5万円
合計で借入額の2〜3%程度が諸費用目安。3,000万円借換なら60〜90万円。
シミュレーション:3,000万円・残期間20年
条件:現状金利1.5% → 借換後0.5%(差1.0%)
- 現状の月返済:144,825円
- 借換後の月返済:131,374円
- 月差額:−13,451円
- 20年間の総返済差額:−約323万円
- 諸費用:約 −80万円
- 実質メリット:約 243万円
金利差0.3%でも検討価値あり
条件:現状1.0% → 借換後0.7%(差0.3%)・残債2,500万円・残期間15年
- 15年間の総返済差額:約 −58万円
- 諸費用:約 −60万円
- 実質メリット:ほぼゼロ〜微マイナス
このケースでは借換しない方が無難。金利差0.3%は損益分岐点という認識でOK。
固定 vs 変動の判断
2025〜2026年は固定金利上昇基調。借換時の判断軸:
- 変動 → 変動:金利差0.3%以上で借換メリット
- 固定 → 変動:金利上昇リスクを取れるなら大きなメリット
- 変動 → 固定:将来の上昇に備えた保険的借換(金利は上がる)
借換シミュは無料サービスを活用
借換メリットの試算は専門知識が必要。最近はAIが個人情報をもとに最適な借換先を提案するサービスがあります。
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まとめ
借換は「残債1,000万円超・残期間10年超・金利差0.3%以上」の3条件を満たせばメリットが出やすい。 ただし諸費用込みの実質メリットを確認することが重要。AI診断ツール・FP無料相談で個別試算するのが最短です。
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